昔の話でごめんなさい。
【サブ4三部作】エピソード1-つくばマラソン2016(1)のつづきです。
***
15kmぐらいだったかな?20kmまでは行っていなかったはず。
前方に同じ初代チーム75Tシャツを着た方が見えた。
徐々に差がつまり、それがうーぱぱさんだとわかった。
さらに距離は縮まり、あと数メートルで追いつこうかという、まさにその時!
足裏に電気のように強烈な痛みが走った!
あまりの痛さに転びそうになったが何とかこらえて走り続けた。
そしてうーぱぱさんに追いついて、声をかけるなり足裏が痛いと弱音を吐きまくった。
うーぱぱさんはやさしく全てを受け止めてくれた。
そして「無理は禁物」とアドバイスをくれた。
まだ序盤なので安全に行くべきところだけど、ペースを落としたところで走るのを止めない限りこの足裏の痛みは消えないだろうと思ったから、ここではそのままのペースを維持して走り続けた。
練習という練習は全く出来ていない状態だから、恐らく20km、30kmと走っていけば足の他の箇所も痛くなってくるはず。他が痛くなれば今ある足裏の痛みも少しは気にならなくなるだろう。
我ながらストイックな発想だ(笑)
冷静に考えると普通じゃない考え方だけど、その時はサブ4という目標に向かって走り始めていたので、もうやるしかないと腹をくくっていた。
ハーフ地点通過。
1:59:17
すでに新しくなったコースに入っている。
新コースの感想としてはずばり、前の折り返しコースの方が好きだ。
先頭から最後尾のランナーまで、走りながら全てが見れるってあまりないよね!
特に上位の選手がハーハー言いながら走っているのを見ると、凄い頑張ってるんだなって、全然レベルは違うけどいつもそこで気合が入ったのを覚えている。
それが折り返しコースの好きなところであり、つくばを気に入っていた所なのだけど、新コースではほとんどなくなってしまったので正直魅力は・・・(個人の感想です。)
25km過ぎだったかな。コースに上り坂が現れた。
そして坂の途中だったか終わりだったかに給水所が見えた。
補給食で持っていたのは賞味期限切れの(笑)メイタンひとつと飴をいくつか。(スタート前に会場でジェルを買おうと思っていたのに時間がなくて買えなかった。)
初体験のメイタン。不味いという噂を耳にしていたので給水と一緒に補給したい。
もしもその味が想像を超える不味さだった場合、走りながらだと水でも上手く飲み込めずに吐き出したりして貴重なエネルギーを無駄にしてしまうかもしれない。
ここは安全に歩きながら補給しよう。
ついでに歩くことで足裏の痛みも和らいでくれるかもしれない。
僕は戦略として給水所で歩くことにした。
決して歩きたかったわけではない(笑)
初メイタンは思ったほど不味くはなかった。
割とジェルは得意な方なので、何なら水なしでもいけると思った。
驚いたのは味よりもその効き目の早さだった。
あれ、すぐに効いてくるのね!
飲んだ後は歩きを入れた所為もあるかもだけど、まだまだ走れる!って気になるぐらい急激に元気になっていった。
そんな時、沿道にponkoさんを発見。
長い間音信不通みたいな状態だったので、久し振りに姿を拝見できてテンション上がった。
この後、何度も沿道にponkoさんが現れたので、会わない間にどこでもドアを手に入れたんだなって本気で思った。
ちょっと貸してくれとも思った(笑)
メイタンは効き目も早いが効果が切れるのも早かった。(個人の感想です)
30kmを過ぎて数キロ進んだあたりかな?身体が一気に動かなくなってきた。
足裏の痛みは予定通り少し紛れてきた気がする。けど足の重さが半端ない!
辛さはどんどん増していった。
このあたりでエイドにウィダーinゼリーがあって、それをゴールまで何回かに分けて飲むことにした。
メイタンみたいな即効性は全く感じないけど、必ずラストのエネルギーになってくれる、そう信じて。
エイドにゼリーがあったのは有難かったけど、それで走り切れるほどフルマラソンは甘くないよね。
この後ゴールまでキツかったな。
思い出すだけで苦しくなる(笑)
つづく
ラップを見ると26kmと28kmが落ちてた。2回歩いたっけ?
メイタンが切れたのは31kmだったみたい。
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