【サブ4三部作】エピソード1-つくばマラソン2016(3)

昔話を続けさせていただきます。

【サブ4三部作】エピソード1-つくばマラソン2016(1)

【サブ4三部作】エピソード1-つくばマラソン2016(2)

 

***

 

35kmにブログ村の応援団がいるはず!

僕の心は再びジョギった。

苦しみのピークにいて心の底から進むことが嫌になった時、「もう少し耐えれば知ってる人に会える」、それだけで力になり諦める気持ちを抑えることが出来た。

本当に有り難い。

 

35kmといえばカーブしながら上る陸橋のあたりか?(記憶曖昧)

陸橋からは旧コースに戻るから、その先は何度も走っていて勝手知ったるコース。

目を瞑っても走れるぐらいなので不安はない。

ってことは、応援団の所まで行きさえすればこのレースはもらったも同然!

そこで僕の勝ちが決まる!

当然その先も地獄のような苦しみがあることに変わりはないのだけれど、目先の目標をひとつずつクリアしていくことで最終的な目標を達成する、「マイルストーン作戦」であった。(適当 笑)

 

応援団を目指して必死にジョギった。

何とか1秒でもタイムを落とさないようにと耐え続けた。

そして見えてきた青い応援団。

よし!耐え抜いた!

ハイタッチで皆さんから元気をもらう。

続いて陸橋をのぼ・・・

のぼ・・・

陸橋がない!!

35kmだと思っていたのは勘違いで、実際は36kmだった。

この間の1kmが3倍ぐらい長く感じて辛かった。

 

ようやく陸橋にたどり着いてカーブを上り始めた時、うーぱぱさんに抜かされた。

付いていこうとしたけど、明らかにスピードが違い全く付いていけなかった。

上り坂なんて歩くのと変わらないぐらいの状態だった。

何とか坂を上り終えてつくば大学へ向かう直線に入る。

目を瞑っても走れるので薄目で走ることにした(笑)

 

残り5km地点。

ちょうど3時間半だったと思う。

キロ6をオーバーしなければサブ4だ。

イケる!という思いと、サブ4を諦めればすぐに、一瞬でこの苦しみから開放されるんだよな、という弱い気持ちと。

少し心は揺らいだけど、10kmで足裏が痛くなってから27kmも耐えてきたんだ。

今更レースを捨てるなんて選択はないぜ!

サブ4という目標を改めて決意し、薄目で走り続けた(笑)

 

大学構内までは意外と短く感じた。

コースは一旦ゴールとは逆方向に走り、折り返して戻らなければならない試練の道となっている。

でもそんなことは百も承知。その折り返し区間がやたら長く感じることだって知っている。

俺の庭だ!俺の勝ちだ!

そう自分に言い聞かせながら薄目で走り続ける(笑)

 

目の前には最後の敵、壁のような上り坂が現れた。

実際は大した事ない坂だけど40km走ってきた僕らには壁に見える。

陸橋の坂を上る時には「こいつがラスボス、こいつさえ倒せば」という思いで戦ったけど、実は最後にまだボスは潜んでいるだよね。

でも、それも知ってるし!

俺の庭だし!!

 

全ての力を振り絞って坂を駆け上がった。

(実際には歩く速さと大差はない 笑)

坂を上ってしばらく進むと競技場に入るのだけど、この道が左にカーブしていてなかなか入口が見えない。

もうちょっとって所なのにギリギリまで諦めを誘ういやらしいコース。

でも、それも知ってるし!

俺の庭だし!!

 

競技場の入口では既に走り終えたランナーの皆さんが応援して下さっている。

やっと帰ってきた。

競技場に入り3時間58分の時計を確認してサブ4を確信。

そしてゴールへ気持ちよく飛び込んだ。

 

3:59:13

 

ワースト記録を更新(奥武蔵のフルを除く)しちゃったけど、喜びのゴールだった。

まさに足が棒になり膝が曲がらず、ゴール後の移動にはとても時間がかかった。

足のボロボロ感は今までのレースで一番。

脚作りって大事、そしてシューズの選択も重要、そんな事を実感したレースでした。

 

ネットタイム:3:57’00
グロスタイム:3:59’13

05km 27’53
10km 27’42
15km 27’52
20km 27’36
25km 27’35
30km 28’39
35km 28’46
40km 28’53





 

つくばマラソン2016、完。

昔話にお付き合いいただきありがとうございます。

 

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