第1回さいたま国際マラソン完走記(その2)の続きです。
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すぐ前にヒラリー7さんを発見したので、そっと近付き、脅かしぎみにご挨拶(笑)
ガーミンが働いていないことを愚痴りつつ、気になっていたペースを聞いてみた。
「4分半から4分40の間で来てますよ」
予定通りのペースだったことを聞いてほっと一安心。
続けてヒラリーさん、いや、マラ神様はこう言った。
「行けるところまでついていきますから~」
この言葉の意味を皆さんはおわかりだろうか。
とにかくどこまでも謙虚なヒラリーさん。
決して言葉のままを受け取ってはいけない。
え、ペースわからないの?
4分40で走りたいんだっけ?
まったくしょうがないなぁ…
「行けるところまでペースメイクしますよ」
と仰っているのだ。
ていうか、そう受け止めた(笑)
その後は一緒に走るわけではないけど、常にヒラリーさんの位置を確認しながら進んだ。
* * *
5kmを通過。
24’45 (23’15 | 4’39/km)
想定外のことは起こったが、マラ神様のおかげで完璧なタイムだ。
いつも5kmぐらいで周りの人を見たり、自分の首筋を触ったりして汗のかき具合を確認するようにしている。
この日も同じように確認を…
と思ったが、その必要は全くなかった。
なぜなら、すでにTシャツの背中はびっしょびしょ(笑)
走っていてその重さを感じるぐらい。
確認するまでもなく明らかに大量の汗をかいていた。
気温の割りに蒸している。
これは気を付けないと痛い目に合うかもしれない…
給水ではいつもより多目にスポーツドリンクを飲むように心がけた。
このコース最大のアップダウンと言われる新浦和橋を上る。
最大というと凄そうだけどそれほどの坂でもない。
距離は短いので息も上がらないうちに上りきれる。
ここまでにもいくつか坂があったが、全てそんな感じで元気なうちはなんの問題もないレベル。
元気なうちは…
しばらく進むと沿道にたなかはんがいる応援団を発見!
応援をいただき俄然やる気が出た。
他にも知ってる方がいらっしゃったのかもしれませんがわからず…
気付いていなかったらすいません!
* * *
10km通過。
48’00 (23’15 | 4’39/km)
第二産業道路に入り、折り返してきた前を走るランナーとすれ違う。
正直この辺のことはほとんど憶えていない。
今、家にある冷蔵庫、ここのYAMADAで買ったやつだなぁ…
もう10年以上経ってるよなぁ…
とか、そんなことを思いながら走っていた気がする(笑)
そうそう、12kmではジェルを補給したはずだ。
いつも12km、22km、32kmで補給しているのでこれは間違いない。
それと、念のため持っていた塩飴と塩タブレットもこのあたりで早めに投入した気がする。
ちなみにこの第二産業道路の区間も陸橋などはないが上下にうねうねとしている。
* * *
15km通過。
1:11’15 (23:15 | 4’39/km)
前の5kmと全く同じタイム。
たまにヒラリーさんに近付いた時、声をかけると、
「今のラップ、4分40でしたよ」
と、教えてくれる。
もうマラ神様には感謝の言葉しかない。
再び国道463号線に戻る。
今度は日本代表チャレンジャーの部の選手とすれ違うはず。
一台パトカーが来たので見やすいように右によった。
まだか、まだか…
なかなか現れずに新見沼大橋有料道路へと突入。
そろそろ料金所、というところでようやくトップの選手が現れた。
エリート選手側からすると31、2km地点ぐらいか?
大変失礼ながら、来るのはアフリカ勢の集団で、日本の選手はついていけないのではないかと思っていた。
そして見えたのは集団ではなくばらけ始めた状態。
やはり先頭からアフリカの選手が1、2、3…
…!?
すぐ後ろに日本人選手がくらい付いているようだ。
誰だか確認できない距離だったが、走りにこもった攻めの気持ちがガンガン伝わってくる。
渋井?中里?
誰だ!?
それは吉田香織選手だった。
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